InterTextile2020が虹橋国家会展中心にて開催
- KAWANOBE
- 2020年9月24日
- 読了時間: 3分
更新日:2020年9月25日

2020年9月23日から25日まで、上海虹橋の国家会展中心にて開催されました。
この展示会は中国で開催される、アパレル、テキスタイル関連の最大級の国際展示会で、毎年春と秋の年二回上海にて開催されている展示会です。今年は春季が新型コロナウィルスによる影響で中止となり、秋季は予定通り、開催される運びとなりました。例年は春季、秋季共に、日本からも多くの企業が出展し、開催中は会場内は参観者で溢れる状況となるのですが、今年はどうでしょうか。初日の午前中に状況をご紹介いたします。
コロナ対応について
生憎の天気の中でしたが、入場ゲートは入場パスを申請する人で列を成していました。
会場に入るにはIDパスの申請以外にも「健康コード」、「パスポート」の提示が必要で、マスク使用は必須です。会場内でも食事中以外には基本マスクを外しているとガードマンや会場のスタッフからマスクをきちんとつけるように注意されます。
展示会専用のIDパスは入場時に写真を撮られ、そのパスと本人の紐づけが行われます。これは、展示会に関係ない人の入場を防ぐ措置と思われ、コロナが終息した後も続くかと思います。
会場の様子は?
参観者全体の人数は7月の展示会の再開以来、展示会の分野問わず、増加傾向にあります。館内が人で溢れるという状況ではありませんが、全体的には閑散としているところは少なく、各ブース盛況しているところが多く見られます。特に生地などは「見る」「触る」「感じる」「フィットする」などの感覚的なインスピレーションも大事な分野なので、オンラインだけでは完結できない分野であるということもあるのだと思います。
海外パビリオンや外国の企業の出展動向は?
今回は日本以外にも、台湾、韓国、ドイツなどの国、地域からの海外パビリオンが確認できました。
その中でも日本パビリオンは特に、どのブースも活況の様子。人で溢れ、ブース内のスタッフも忙しそうに対応をしています。韓国や台湾のブースは日本パビリオンよりも規模が小さい状態での出展、ドイツパビリオンはブースこそあるものの、スタッフが中国に入境できないなどの問題が浮き彫りになり、商談ができていないところがいくつもありました。
いずれにしろ、この業界に於いても中国国内での日本製品に対する関心の高さを印象付ける状況となりました。
逆に独立したブースとしては例年であれば多くの日本企業も出展しているのですが、
今年は数社のみの出展に留まりました。多くの企業がコロナを基因に、出展中止にしたとのこと。来春は市場全体が活性化されて回復するのを願わずにはいられません。
展示会全体の出展の様子は?
さて、もともと軽工業分野では歴史のある中国市場。海外企業のブースの出展が軒並み中止になる中、中国の国内企業はコロナの影響を最小限度に抑え、各ブース各々のカラーを前面に出し、アパレル分野らしい、彩鮮やかでセンスの良いブースが多く出展しており、活況しているブースも沢山ありました。この活況は、中国市場全体の一つの姿を現しているのかもしれません。
この展示会の現地リポートは以下より視聴することができます。
興味のある方は是非ご覧ください。
(動画リンク)
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